DUCATIクラッチ&ハウジング交換方法♪ [DUCATI M1100Sメンテナンス]
クラッチが滑ったのがもう4ヶ月前・・・
結局、部品集めに時間がかかったのと何せ今季の寒さですよwww
バイクに乗る気にならなかったwww

乗る気ないのに寒い中、整備するモチベーションが保てねぇ。(笑)
さてさて、いよいよ本題。
今回はクラッチ板の交換の他にハウジング(バケット)交換します。
ノーマルからの取り外しになるので、1100DSエンジン系
(モンスター、ハイパーモタードなど)
6速乾式クラッチ全般交換方法は一緒だと思います。
それでは作業に取り掛かります。
用意するのはamazon.comで買うとメチャクチャ安いバーネット製♪
実は前回、クラッチ板交換した時安いからと品番が違う
Part# 306-25-40004 を購入したんですね。
これが最悪・・・
クラッチ板の数は一緒だったのですが、クラッチプレートの一枚が
反面ツルツル仕様だったんです。

↑
これwww
今思えばこれが原因で滑り出したと思われます。
今回はちゃんとPart# 306-25-40009を注文しました。


同じ乾式クラッチでも年代によってかなり変わるのでHPで
キチンと品番を確認した方がいいです(笑)
http://www.barnettclutches.com/
ハウジングバケットは年代問わず一緒だと思います。
同じくBarnett製をチョイス♪


さすが高いだけあってキチンと梱包されてます。

綺麗な赤色!!!

ちゃんとネジロック剤も付いてて親切♪

バーネット製の良いところは内側に貼られたステンレス板!!!

乾式クラッチの泣き所でもあるクラッチプレートによる打痕www
これが叩かれると段付きして隙間ができるから叩く力が大きく
なって一気にハウジングが駄目になるんですよね。
実際ノーマルのハウジング
↓


ヤスリで段を少し削ってるので分かりにくいですが、この段付きに
クラッチ板がハマリ込んでクラッチが切れなくなり滑る原因に
なるんですよね。
バーネット製はこれをステンレス板で強化してくれてるのと、
クラッチ板自体がアルミで軽いから打痕を付けにくいという
一石二鳥なんですよね。
前置きが長くなりましたが作業にかかります。
まずはオープンクラッチカバーを取り外し・・・・

クラッチスプリングを外していきます。

このクラッチスプリングもバーネット製

初めに付けてた高級AELLA製のクラッチスプリングは
見事にヘタってましたwww

やはりクラッチスプリングも2万キロ毎時くらいで交換しておきたい
ですね。
外したらプッシュロッドを抜きます。

写真じゃ分かりづらいですが、プッシュロッドがオイルまみれwww

これは2010年までの乾式クラッチの泣き所というか設計ミスで
プッシュロッドまで回ってしまうお陰でゴムがヘタってしまうんですよねwww
その後は回り止めが付いた対策品にかわったようですけど。
1個60円のOリングを送料250円で送ってもらう屈辱www
腹立つから4個買ってやった(笑)

そしてクラッチ板を全て取り外し、SST(特殊工具)を使って
センターハブを外します。

このSSTですが、DUCATI6速乾式クラッチ用なら
どれでも対応しちゃいます。
ちなみに自分はe-bayで一番安いの買いました。(笑)


FBのドカポンメンバーに教えてもらったのですが、この安物は
キチンと奥までハメてボルト固定しないとバキッと割れるらしい
です。(笑)
キッチリはめて・・・

32mmを用意

ブレーカーバーに装着して気合一発思いっきり力を込めます。

見事に外れました♪


しかし・・・ここからが難関だったwww
ロックタイト(ネジ止め剤)を塗りたくってあるお陰で
センターハブがびくともしません。
取り敢えず張り付いてるセンターハブを止めてる薄い板を
細い千枚通しのような工具でゆっくりと剥がしにかかります。

すこ~し隙間が出来たらマイナスドライバーを入れてコジながら
外していきます。

センターハブもガッチガチに張り付いてびくともしないので、
ゴムハンマーでセンターハブを軽く叩きながら貼りつてる
ロックタイトを徐々に剥がします。
少し動くようになったら力技で引き抜きます。
押して引いてを繰り返し、ゴムハンマーで叩きながら・・・
取れたwwwwww

これに30分以上かかったんじゃないかな??
取れないんで本当に焦りました。

後はハウジングを外すだけです。

イタリア人は何なんだろう・・・親の敵みたいにネジ止め剤を付けてるから
すごい量のカスがwww

ネジを舐めないように良い工具を使うことをおすすめします。(笑)
ハウジングも癒着してるのでこれもゴムハンマーでコツコツたたいて取り外し♪
外したら内側の大きなオイルシールにシリコングリスを塗っておきます。
ここからオイルが漏れることあると聞いたことあるので呪い程度に(笑)

新旧並べましたが、持った感じでは重さはさほど変わりませんでした。

ネジ止め剤を綺麗に真鍮ブラシで取り除きます。

センターハブの段付きもヤスリで丁寧に均しておきます。

バケットを仮止めしたら・・・・

後は附属のロックタイトをボルトに塗って固定します。


後は逆に組み直していくだけです。
センターボルトにもロックタイトを塗って締め上げます。

規定トルクは250Nmなのですがそんな膨大なトルクを測る
トルクレンチなんて持ってないのでいつもの手ルクレンチ(笑)
いわゆる大体です(笑)
それでも一応キチンとマーキングしておきます。

1000キロほど走ったらもう一度緩んでないか確認するつもり(笑)
後はクラッチ板を組んでいき・・・

最後のフリクションプレートを挿入したら完成♪

前回もクラッチ板交換で書きましたが合わせ印に必ず合わせてカバーを装着してから
クラッチスプリングを取り付けます。
これをしないとクラッチが絶対に切れませんので要注意!!!
完成でーす!!!

いやはや・・・重整備は本当に気合が入りますね。
結局、センターハブ外すのに手こずったのとヤスリがけしたお陰で
3時間ほどかかっちゃいました。
後、ロックタイトが硬化するのに24時間かかるのでエンジンかけては
いけませんよ~♪
この模様は動画にもしましたので、後日YouTubeにアップしますね。
さてさて、まだまだ整備は続きます。
長文おつきあい有難うございました。(笑)
結局、部品集めに時間がかかったのと何せ今季の寒さですよwww
バイクに乗る気にならなかったwww

乗る気ないのに寒い中、整備するモチベーションが保てねぇ。(笑)
さてさて、いよいよ本題。
今回はクラッチ板の交換の他にハウジング(バケット)交換します。
ノーマルからの取り外しになるので、1100DSエンジン系
(モンスター、ハイパーモタードなど)
6速乾式クラッチ全般交換方法は一緒だと思います。
それでは作業に取り掛かります。
用意するのはamazon.comで買うとメチャクチャ安いバーネット製♪
実は前回、クラッチ板交換した時安いからと品番が違う
Part# 306-25-40004 を購入したんですね。
これが最悪・・・
クラッチ板の数は一緒だったのですが、クラッチプレートの一枚が
反面ツルツル仕様だったんです。

↑
これwww
今思えばこれが原因で滑り出したと思われます。
今回はちゃんとPart# 306-25-40009を注文しました。


同じ乾式クラッチでも年代によってかなり変わるのでHPで
キチンと品番を確認した方がいいです(笑)
http://www.barnettclutches.com/
ハウジングバケットは年代問わず一緒だと思います。
同じくBarnett製をチョイス♪


さすが高いだけあってキチンと梱包されてます。

綺麗な赤色!!!

ちゃんとネジロック剤も付いてて親切♪

バーネット製の良いところは内側に貼られたステンレス板!!!

乾式クラッチの泣き所でもあるクラッチプレートによる打痕www
これが叩かれると段付きして隙間ができるから叩く力が大きく
なって一気にハウジングが駄目になるんですよね。
実際ノーマルのハウジング
↓


ヤスリで段を少し削ってるので分かりにくいですが、この段付きに
クラッチ板がハマリ込んでクラッチが切れなくなり滑る原因に
なるんですよね。
バーネット製はこれをステンレス板で強化してくれてるのと、
クラッチ板自体がアルミで軽いから打痕を付けにくいという
一石二鳥なんですよね。
前置きが長くなりましたが作業にかかります。
まずはオープンクラッチカバーを取り外し・・・・

クラッチスプリングを外していきます。

このクラッチスプリングもバーネット製

初めに付けてた高級AELLA製のクラッチスプリングは
見事にヘタってましたwww

やはりクラッチスプリングも2万キロ毎時くらいで交換しておきたい
ですね。
外したらプッシュロッドを抜きます。

写真じゃ分かりづらいですが、プッシュロッドがオイルまみれwww

これは2010年までの乾式クラッチの泣き所というか設計ミスで
プッシュロッドまで回ってしまうお陰でゴムがヘタってしまうんですよねwww
その後は回り止めが付いた対策品にかわったようですけど。
1個60円のOリングを送料250円で送ってもらう屈辱www
腹立つから4個買ってやった(笑)

そしてクラッチ板を全て取り外し、SST(特殊工具)を使って
センターハブを外します。

このSSTですが、DUCATI6速乾式クラッチ用なら
どれでも対応しちゃいます。
ちなみに自分はe-bayで一番安いの買いました。(笑)


FBのドカポンメンバーに教えてもらったのですが、この安物は
キチンと奥までハメてボルト固定しないとバキッと割れるらしい
です。(笑)
キッチリはめて・・・

32mmを用意

ブレーカーバーに装着して気合一発思いっきり力を込めます。

見事に外れました♪


しかし・・・ここからが難関だったwww
ロックタイト(ネジ止め剤)を塗りたくってあるお陰で
センターハブがびくともしません。
取り敢えず張り付いてるセンターハブを止めてる薄い板を
細い千枚通しのような工具でゆっくりと剥がしにかかります。

すこ~し隙間が出来たらマイナスドライバーを入れてコジながら
外していきます。

センターハブもガッチガチに張り付いてびくともしないので、
ゴムハンマーでセンターハブを軽く叩きながら貼りつてる
ロックタイトを徐々に剥がします。
少し動くようになったら力技で引き抜きます。
押して引いてを繰り返し、ゴムハンマーで叩きながら・・・
取れたwwwwww

これに30分以上かかったんじゃないかな??
取れないんで本当に焦りました。

後はハウジングを外すだけです。

イタリア人は何なんだろう・・・親の敵みたいにネジ止め剤を付けてるから
すごい量のカスがwww

ネジを舐めないように良い工具を使うことをおすすめします。(笑)
ハウジングも癒着してるのでこれもゴムハンマーでコツコツたたいて取り外し♪
外したら内側の大きなオイルシールにシリコングリスを塗っておきます。
ここからオイルが漏れることあると聞いたことあるので呪い程度に(笑)

新旧並べましたが、持った感じでは重さはさほど変わりませんでした。

ネジ止め剤を綺麗に真鍮ブラシで取り除きます。

センターハブの段付きもヤスリで丁寧に均しておきます。

バケットを仮止めしたら・・・・

後は附属のロックタイトをボルトに塗って固定します。


後は逆に組み直していくだけです。
センターボルトにもロックタイトを塗って締め上げます。

規定トルクは250Nmなのですがそんな膨大なトルクを測る
トルクレンチなんて持ってないのでいつもの手ルクレンチ(笑)
いわゆる大体です(笑)
それでも一応キチンとマーキングしておきます。

1000キロほど走ったらもう一度緩んでないか確認するつもり(笑)
後はクラッチ板を組んでいき・・・

最後のフリクションプレートを挿入したら完成♪

前回もクラッチ板交換で書きましたが合わせ印に必ず合わせてカバーを装着してから
クラッチスプリングを取り付けます。
これをしないとクラッチが絶対に切れませんので要注意!!!
完成でーす!!!

いやはや・・・重整備は本当に気合が入りますね。
結局、センターハブ外すのに手こずったのとヤスリがけしたお陰で
3時間ほどかかっちゃいました。
後、ロックタイトが硬化するのに24時間かかるのでエンジンかけては
いけませんよ~♪
この模様は動画にもしましたので、後日YouTubeにアップしますね。
さてさて、まだまだ整備は続きます。
長文おつきあい有難うございました。(笑)
きっとイタリアの人はネジを止めたら、ふたたび外すことを想定
していないのかも(笑)。1000kmなら四国一周すると丁度良さそう。
by tai-yama (2018-02-27 23:45)
初めまして。
HAcchiと申します。
当方は'97 900SSに乗っています。(今年の1月4日納車、走行距離約25000km)
クラッチプレート及びバスケットに関する記事を検索中にこちらの記事に辿り着きました。
ジャダーが酷くなったため、最近クラッチ板のみバーネット製に交換しました。が、完全にジャダーが解決できていないため、バスケット&ドラム交換すべく準備している最中です。(Oリングも含めて自力交換予定)
こちらの記事を拝見して、注意点がわかったので非常に参考になりました。m(_ _)m
以上、長文失礼致しました。
追記
同HNでみんカラに登録しています。暇があれば是非見に来てください♪
by HAcchi (2018-08-12 20:19)