板金ハンダでバイクのタンク補修 [Hornetメンテナンス(MC31)]
あの時何故あんな事をしたのだろう・・・・
そう後悔する事は多々あります。
慣れた作業になるとどうしても集中力が散漫になるんでしょうね。
あまりにカッコ悪いので書こうか悩んだのですが、板金半田(ハンダ)付けでの補修に
関しての記事が少ないので、参考になればと書くことにしました。
バイクのタンクに穴が開いてしまったり、ヒビが入ったりした時に板金ハンダ付けという
方法で穴を埋めることが出来ます。
さて!なんでそんな事になったかと言いますと・・・・
ブログで書いた淡島神社ツーリングから帰ってきて早速、漏れてる所を修理開始っ!!
日も暮れて寒かったので、狭い実家のバイク置き場でタンクを外して
自分の後ろにあったコンテナの上に置いたのです。
ヒビの入ったホースを少し切って繋げ直し、他の箇所も漏って来たらダメなので
シーリング剤でシーリング♪
ササッとここまで10分足らず。
と・・・その時、ネジが自分の後ろに転がっていったのです。
取ろうと振り返ったその時、肘がタンクに当たって50cmくらいの高さから落下∑( ̄[] ̄;)!
た・・・タンク凹んだぁぁぁ・・・・
って最初は思ったのですが、何やらガソリン臭いぞ!!!!!!!
タンクがヒビ割れて漏れてるwww
とりあえず、レースなどでクランクが割れた時などに使うオイル漏れスプレーを
噴射して漏れをストップ。
その後、とりあえず液体ガスケットで補修。
一応、縦に二本入った塗装のヒビも埋めておいた。
参った・・・でも、落としただけでガソリン漏れる位の亀裂入る??
この疑問は後で分かります。
まぁ、小さな亀裂だろうと勝手に思い込んでとりあえずメタルガスケットでパテ埋め。
これで大丈夫だろう♪
面だししてサーフェーサーで下地作って、この時点でバイクにタンクを載せてガソリン満タンにしたら・・・・
ジワリと漏ってきてるwww
甘かった・・・甘すぎた^^;
気化膨張するガソリンにパテが耐えられなかったかな^^;
面倒がらずにちゃんと補修する事を決意しました。
ここからが本番。
ちゃんとやるとなったら手順踏んで徹底的にやります。
まずはタンクからガソリンを抜きます。
サイフォン方式で上から出来るだけ抜き取ります。
後は下のコックを外して抜き取ります。
そして一気に水で洗浄。
これは絶対やってください。 そうでないと気化したガソリンに引火して大変危険なのでww
ここから穴の開いてる部分から少し広めに削ってください。
少し広めに板金しないともれる可能性があるのでwww
私は80番&100番で削って足をつけました。
ここで判明・・・
↑
研磨したしたの部分の色が違います。 どれだけ削っても鉄の下地が出てこない。
これは昔にパテ埋めした後です。
縦に2本クラックが入った場所全てパテで埋めて整形してあったのです。
ホーネットはタンクが迫り出してるので、転倒するとタンクが凹むのです。
前のオーナーが左側に転倒。 大きくタンクが凹んだので、板金屋でパテ埋めで直したのでしょう。
なので、変な力が加わってタンクにヒビが入ったってのが正解なのでしょう。
そんな事でもないとタンクが割れるって事ないですからね^^;
今回、ハンダで板金するので、少し叩いて凹ませて面だしし易くします。
用意するのはこの3点。(すべてホームセンターで売ってます)
溶かすための100Wの半田ごて
インターネットで調べるともっと熱量の高いのを言う奴がいますが、これで十分です。
融点が低い初心者向けのハンダ&フラックスセット
塗装面を出来るだけ痛めたくないので、小さなガスバーナー
先にある程度母体(タンクのハンダ付けする部分)をバーナーであぶって熱を入れます。
熱くなってきたらフラックスを塗ります。
塗り終えたらバーナーで炙り、コテを母体に当てて出来るだけ熱を入れます。
バイクのタンクの場合、面積が大きいので半田コテだけでは熱が逃げやすく熱しにくいので
バーナーで炙るのをオススメします。
そこにハンダを母体とコテの間に当てるとスゥ~っと伸びて穴を埋めていきます。
熱量が足りないと玉になるので、その場合はバーナーでさらに熱してください。
普通は何か鉄板当てておいたほうがいいのですが、面倒だったので少し多めに盛って対処♪
結局、ここでも面倒な性格が邪魔してます(笑)
振ってみたら少し水の入ってる音がする。
ホーネットのタンクって本当に抜け切らないんだよねw
仕方ないので布切れ突っ込んでタンク振って出来るだけ水分出します。
後はドライヤー突っ込んで乾燥~♪
乾いたらガソリリンコックを・・・・ 錆びてるwww
もう穴あきは懲りたので、ちゃんと錆とって
タッチペンで塗装。
バイクに装着してガソリン満タンにして・・・漏れてないか・・・・・
(*´・ω・`*)ドキドキ
漏れてなーい!!!!
少し広めにハンダで埋めたので、もう大丈夫でしょう♪
タンク買ったら5諭吉もするもんね^^;
現在はせっかく買ったメタルパテで整形中~
塗装は塗るの下手なので、ステッカーでも貼って誤魔化しておこうw
かかった費用は0.4諭吉♪
でも・・・左側はもう転倒したらタンクダメだろうな^^;
違う所に亀裂入るの必死だよw
まぁ、立ちゴケを含めた転倒さえしなきゃいいだけだしさ!!!!
当初は面倒だからタンク買い換えようと思ったんだけど、
嫁ちゃんに怖くて言えなかったってのも事実w
板金ハンダは結構使えて、ちょっとした部品の結合や穴埋めなど簡単&結構な強度を出せます。
冷却水の漏れから始まり、ガソリン漏れで終了。
パテ埋め作業がまだまだ残ってますがwww
もう、ちょっとの間・・・メンテナンスはしたくないです(爆)
そう後悔する事は多々あります。
慣れた作業になるとどうしても集中力が散漫になるんでしょうね。
あまりにカッコ悪いので書こうか悩んだのですが、板金半田(ハンダ)付けでの補修に
関しての記事が少ないので、参考になればと書くことにしました。
バイクのタンクに穴が開いてしまったり、ヒビが入ったりした時に板金ハンダ付けという
方法で穴を埋めることが出来ます。
さて!なんでそんな事になったかと言いますと・・・・
ブログで書いた淡島神社ツーリングから帰ってきて早速、漏れてる所を修理開始っ!!
日も暮れて寒かったので、狭い実家のバイク置き場でタンクを外して
自分の後ろにあったコンテナの上に置いたのです。
ヒビの入ったホースを少し切って繋げ直し、他の箇所も漏って来たらダメなので
シーリング剤でシーリング♪
ササッとここまで10分足らず。
と・・・その時、ネジが自分の後ろに転がっていったのです。
取ろうと振り返ったその時、肘がタンクに当たって50cmくらいの高さから落下∑( ̄[] ̄;)!
た・・・タンク凹んだぁぁぁ・・・・
って最初は思ったのですが、何やらガソリン臭いぞ!!!!!!!
タンクがヒビ割れて漏れてるwww
とりあえず、レースなどでクランクが割れた時などに使うオイル漏れスプレーを
噴射して漏れをストップ。
その後、とりあえず液体ガスケットで補修。
一応、縦に二本入った塗装のヒビも埋めておいた。
参った・・・でも、落としただけでガソリン漏れる位の亀裂入る??
この疑問は後で分かります。
まぁ、小さな亀裂だろうと勝手に思い込んでとりあえずメタルガスケットでパテ埋め。
これで大丈夫だろう♪
面だししてサーフェーサーで下地作って、この時点でバイクにタンクを載せてガソリン満タンにしたら・・・・
ジワリと漏ってきてるwww
甘かった・・・甘すぎた^^;
気化膨張するガソリンにパテが耐えられなかったかな^^;
面倒がらずにちゃんと補修する事を決意しました。
ここからが本番。
ちゃんとやるとなったら手順踏んで徹底的にやります。
まずはタンクからガソリンを抜きます。
サイフォン方式で上から出来るだけ抜き取ります。
後は下のコックを外して抜き取ります。
そして一気に水で洗浄。
これは絶対やってください。 そうでないと気化したガソリンに引火して大変危険なのでww
ここから穴の開いてる部分から少し広めに削ってください。
少し広めに板金しないともれる可能性があるのでwww
私は80番&100番で削って足をつけました。
ここで判明・・・
↑
研磨したしたの部分の色が違います。 どれだけ削っても鉄の下地が出てこない。
これは昔にパテ埋めした後です。
縦に2本クラックが入った場所全てパテで埋めて整形してあったのです。
ホーネットはタンクが迫り出してるので、転倒するとタンクが凹むのです。
前のオーナーが左側に転倒。 大きくタンクが凹んだので、板金屋でパテ埋めで直したのでしょう。
なので、変な力が加わってタンクにヒビが入ったってのが正解なのでしょう。
そんな事でもないとタンクが割れるって事ないですからね^^;
今回、ハンダで板金するので、少し叩いて凹ませて面だしし易くします。
用意するのはこの3点。(すべてホームセンターで売ってます)
溶かすための100Wの半田ごて
インターネットで調べるともっと熱量の高いのを言う奴がいますが、これで十分です。
融点が低い初心者向けのハンダ&フラックスセット
塗装面を出来るだけ痛めたくないので、小さなガスバーナー
先にある程度母体(タンクのハンダ付けする部分)をバーナーであぶって熱を入れます。
熱くなってきたらフラックスを塗ります。
塗り終えたらバーナーで炙り、コテを母体に当てて出来るだけ熱を入れます。
バイクのタンクの場合、面積が大きいので半田コテだけでは熱が逃げやすく熱しにくいので
バーナーで炙るのをオススメします。
そこにハンダを母体とコテの間に当てるとスゥ~っと伸びて穴を埋めていきます。
熱量が足りないと玉になるので、その場合はバーナーでさらに熱してください。
普通は何か鉄板当てておいたほうがいいのですが、面倒だったので少し多めに盛って対処♪
結局、ここでも面倒な性格が邪魔してます(笑)
振ってみたら少し水の入ってる音がする。
ホーネットのタンクって本当に抜け切らないんだよねw
仕方ないので布切れ突っ込んでタンク振って出来るだけ水分出します。
後はドライヤー突っ込んで乾燥~♪
乾いたらガソリリンコックを・・・・ 錆びてるwww
もう穴あきは懲りたので、ちゃんと錆とって
タッチペンで塗装。
バイクに装着してガソリン満タンにして・・・漏れてないか・・・・・
(*´・ω・`*)ドキドキ
漏れてなーい!!!!
少し広めにハンダで埋めたので、もう大丈夫でしょう♪
タンク買ったら5諭吉もするもんね^^;
現在はせっかく買ったメタルパテで整形中~
塗装は塗るの下手なので、ステッカーでも貼って誤魔化しておこうw
かかった費用は0.4諭吉♪
でも・・・左側はもう転倒したらタンクダメだろうな^^;
違う所に亀裂入るの必死だよw
まぁ、立ちゴケを含めた転倒さえしなきゃいいだけだしさ!!!!
当初は面倒だからタンク買い換えようと思ったんだけど、
嫁ちゃんに怖くて言えなかったってのも事実w
板金ハンダは結構使えて、ちょっとした部品の結合や穴埋めなど簡単&結構な強度を出せます。
冷却水の漏れから始まり、ガソリン漏れで終了。
パテ埋め作業がまだまだ残ってますがwww
もう、ちょっとの間・・・メンテナンスはしたくないです(爆)
スチールのタンクが割れるなんて!?と思ったらそんなオチだったのですね。
それとわからないくらい綺麗に補修されてたこともビックリかも(^^;
by よっすぃ〜と (2012-02-25 20:43)
出先で立ちゴケしてタンクが割れたら、目も当てられなかったですね
板金ハンダで直せる技術を持ってて、携行缶も持ってる
harukichiさんの自宅ガレージで発症したのは、
ホーネット君にとっては、幸いだったみたいです
by tansta (2012-02-25 22:15)
板金はんだ…初めて見ました。
はんだって電装系にしかつかわないと思ってたのでs(^^;
by j-taro (2012-02-26 08:55)
ご苦労様でした。
板金ハンダも便利ですね~(^0^)/
by ローキン (2012-02-26 12:25)
割れるとはと思いましたがパテうめ処理とはね~
これでしっかりケアー出来たので安心ですよ。
100Wのこては馬力がありそうですね、40Wしか持っていませんよ。それも電気で使うより樹脂に穴を開けるほうが多いです(笑)
by たくや (2012-02-26 18:28)
ナイスリペア!。
それにしても、こういう事もあるんですね。
でもうちのはプラスチック製のタンクなので、
リアルにひび割れるかもしれません(泣)
けっこう立ちゴケ多いですから。
by うえいぱうわ (2012-02-26 18:45)
タンクが割れた・・・って、そういうことだったのですね。
なるほど穴埋めは板金ハンダでいけるのですね。
勉強になりました。^^
by susumu (2012-02-26 21:43)
>よっすぃ~とさんへ
いや~パテ埋めでここまで綺麗に板金してたことがホントにびっくりです!!
私もタンクが割れてこの部分がパテだったんだって思ったくらいなので(笑)
しかし・・・昔に凹んで角になってるところがまだあるって事なので、転倒できないですww
by harukichi (2012-02-26 23:41)
DIY板金作業お疲れ様でした。
家庭用ハンダでここまでやれるとは凄いです。。
前オーナー時代のパテ盛りが落とした衝撃で結構いっちゃってますね。。。
立ちゴケしないよう祈っております^^。
by ANIKI (2012-02-26 23:47)
>tanstaさんへ
ホントに・・・旅先でこんな事になってたと思うと((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これからは耐ガソリン用の液体ガスケットを携帯します!
by harukichi (2012-02-26 23:56)
>j-taroさんへ
昔は板金としてはメジャーだったらしいですが、熱を入れるのを嫌って最近はあまり使われないみたいですw
鉄に思いっきり接着するハンダ・・・なんだか妙な感じですよ(笑)
欠点としては塗るフラックスをちゃんと落とさないと10分ほどで錆びてしまう事ですwww
by harukichi (2012-02-27 00:00)
>ローキンさんへ
色んなものを取り付けれる板金ハンダは結構便利だったりします♪
by harukichi (2012-02-27 00:02)
>たくやさんへ
ガソリンの溶解性能が凄いってのを改めて痛感w
板金ハンダで完璧に塞いだのでもう安心だと思いますが、もう転倒は出来ないです(笑)
それにしても・・・100Wの半田ごては強力過ぎて他に用途がないです(爆)
by harukichi (2012-02-27 00:05)
>うえいばうわさんへ
ホントに・・・自分の不注意で起こした事とはいえ、久々に泣きを見ましたw
プラスチック製のタンクの方が軽量かつ耐久性ありそうですね!!
by harukichi (2012-02-27 00:07)
>susumuさんへ
板金ハンダは素人が出来る溶接に使うものなんですけど、古いバイクをレストアする人の中では結構タンク修理に使われたりします。
どうしてもタンクは薄いので溶接が難しいからです♪
まぁ・・・50センチから落としてこれなんで、立ちゴケでもした日にゃ・・・
考えたくもないです(笑)
by harukichi (2012-02-27 00:11)
>ANIKIさんへ
家庭用ハンダではなんとかギリギリできますw
でも、熱量がちょっと足りないのでトーチは必要ですけど♪
思いっきり前の人のパテ埋め部分が割れてるので、なんとか目立たないように頑張って補修します!
by harukichi (2012-02-27 00:16)
パテうめで直してあったとは、ちょっとビックリですね。
見た目も綺麗に治せると良いですね(^^)
by 歳三君 (2012-02-28 22:30)
お疲れさま~。
ボクにはできない作業だなぁ~(>_<)
by 半世紀少年 (2012-02-29 00:28)