DUCATIのタイミングベルト交換方法♪ [DUCATI M1100Sメンテナンス]
非常~にご無沙汰しております。(笑)
ネタは完全にオーバーフローしてるのですが、忘れそうなので書いておきたい
事から(笑)
DUCATIというメーカーは面白い会社でこのご時世にまだチェーンを使わず
ゴム製のベルトでカムを動かしてるんですよね。
当たり前ですが、鉄製のチェーンと比べて耐久性は悪いのでメーカーは
2年2万キロ交換を推奨してます。
気づけばモンスターも4万キロオーバーwww
2度めのベルト交換の時期です。
さてさて、もしかしたらベルトが減ってるんじゃないかとカバーを開けてチェック♪
ベルトの状態を見ようとエンジンをかけたら物凄い音と煙・・・!???
な・・・何事!????
ベルト見ると無残な姿に・・・・
開けた時にどうやら何かがベルトに噛んでそれが原因のよう。
これでした・・・・
何かの部品だと思うんですが、全く検討もつかないwww
ベルトも千切りになったおかげで強制的にベルト交換になりました。(笑)
Webikeにてベルトを注文♪
1.4諭吉でここが最安値でした。(笑)
その代わり、待つこと3週間www
やっと届いたので、いざ作業開始です。
作業については二年後の忘れてるであろう自分へのメモの意味も込めて
動画も作成したので、合わせて御覧ください。
この1100DSエンジンはMONSTERの他にMultistradaやHypermotardなど
幅広く採用されてるシングルカムエンジンなので、他の車種でも同等の
作業となります。
フロントフォークOHの時もそうでしたが、タンク外すのはかなり時間がかかります。
今回はそのタンク以外にもマフラーも外さないと行けないので、重整備www
M1100Sの整備性は笑うほど悪いです。
取り敢えず、タンクを外すために膨大な数のボルトを外していきます。
忘れないように段ボールに貼り付けておきます。
タンクのカバーなどを外したらオイルクーラー左側のカバーを外します。
外したらタンクのエアー抜きホースを止めてるベルトを外して、小物入れを取り外し
タンクを持ち上げます。
今回はベルト交換なので、タンクの後ろを持ち上げて木などで浮かせておけば
わざわざタンク自体を外す必要はありません。
次にマフラーを外していきます。
まず初めに排気バルブを外します。
排気バルブモーターはボルト2本で止まってるのでそれを外します。
裏にあるクリップを外してワイヤーを外してしまします。
それによって排気バルブのワイヤーが緩むのでこれでOKです。
今回は排気バルブの部分のエキパイはずらすだけなので、モーター部分の
ワイヤを外すだけで大丈夫です。
こんな感じに♪
次にエキパイに取り付けられたセンサーのケーブルを抜き取る必要が
あるので、ここのカプラーを2本抜きます。
コレ抜く時に気づいたのですが・・・ コードが断線しそうになってるしwww
エキパイの元ネジを緩めておいて、つなぎ目のバンドを緩めます。
マフラーも取り外します。
マフラーを取っ払ったらエキパイ止めてるボルト2本外して中間パイプを
フリーに♪
二股に分かれてる部分を止めてるボルトは上から外します。
リアバンク根本のネジも緩めたら後は後ろ側に少しズラすと右側の
エキパイだけが外れるのでそれでOK♪
外したのはコレだけです♪
これでタンクも後ろ持ち上げるだけ、マフラーも右側だけ外すという
時間短縮できます。
さてさて!!!!
ここからが本番です。
まず初めにオイルセンサーを取り外します。
オイルセンサーを止めているバンドを外します。
キャップの中にコネクターあるのでそれを取り外してから
取り外します。
取り外したらホコリが入らないようにウエス等で必ず栓をします。
次にベルトカバーを取り外します。
取り外す前にプラグコードを抜き取ります。
抜き取ったらカバーを外していきます。
外したら6速に入れてリアタイヤをカコン、カコンと回しながらこの位置に
ペイントされた部分を合わせます。
前方の水平シリンダー側もこの位置に小さな印があるので、そこにペイント
部分を合わせます。
合ったら印を付けます。
そうすると後方の垂直シリンダーも一番上にペイント部分と印が合います。
そこにもペイントを♪
2つのベルトが交差する部分にもペイント♪
垂直側のベルトは奥に隠れてるので、後でペイントします。
(それは後ほど♪)
ペイントしたらベルトにテンションかけてるローラーを緩めます。
緩める前に記ししておいて、それでトクル管理を(笑)
六角レンチで緩めるとすんなりベルトが開放されます。
開放されるとユルユルになるので、水平側のベルトから慎重に外します。
外すときのコツとしては右側のカム側から外して、クランク側は少しずづ
ずらして外す感じです。
水平側が外れたら垂直側も外すのですが、この時点でクランク側にマーク
します。
正直、ペンタイプだと届かないので何かマイナスドライバーか何かに
インク付けてから記しつける方がいいかも?です。
ズレも嫌なのでどこか分かりやすい所にもう一箇所ペイントしておくのを
オススメします。
外したらペイントしたコマ数を数えます。
コマスを覚えたら新しいベルトに転写します。
転写したら合ってるかコマ数などを最終的に確認します。
この時なのですが、どちらが水平で垂直のベルトなのか印が
クランク側なのかカム側なのか分からなくなるので必ず①、②など
印を付けるようにします!!!
後は慎重にはめ込んでいくだけです♪
ここでビックリするのが、カムのギアがハメてる最中に位置がズレる
事があるんですwww
正直かなり泣きそうになります。
安心して下さい!!手で戻せますので(笑)
もし、位置まで戻しにくいのであればプラグを取り外してピストンの圧縮を
抜いてあげると簡単に合わせられますので♪
取り付けは完全に逆で、垂直側のクランクからベルトを掛けてからカム側を
取り付けます。
この時にマーキングした位置がずれないように慎重に♪
取り付けれたら水平側も同じく取り付けて完成!!!!
写真でもそうですが、マーキングはケースにもしてください!!!
これによってどうズレてるかよくわかりますので♪
最後に最大の難所であるベルトの張り具合なのです。
色々諸説言われますが、要は緩んで外れなきゃいいんです。(笑)
張りすぎるとローラーとベルトが痛むってことだけwww
基本は初めに取り付けられてた位置に合わせばOKです。
FBのドカポンメンバーの人達に色々アドバイスを頂き、まとめさせて
頂くと・・・
・テンションローラーとベルトの間に6mmボルトが挟めるくらい。
・捻って45度くらいになる程度♪
だという事です。
正直、エンジンが温まるとベルトは膨張して張り気味になるので
少し手で持ち上げて少し隙間開く程でOKです。
神経質になる必要はないですね。(笑)
そんでもって完成♪
総評:
正直、他の部品を外すのが面倒なだけでベルト交換自体はゆっくり
丁寧にすれば簡単です。
Dに頼んだら4諭吉オーバーですが、自分でやれば1.4諭吉なので抜群の
コスパです。
その代わり、一日仕事だというのは覚悟して下さい。
この模様は写真だけじゃ分かりづらいので動画としてもアップしてますので
交換考えてる人は両方参考にしてくださいね。
いやはや、これでまた気持ちよく2万キロ乗れます♪
ちなみに参考にした動画はこれです。(笑)
これで交換の流れが分かると思います。
-------------------------------
ベルト交換
41100キロ
次回交換65000キロ
点検55000キロ
---------------------------------
ネタは完全にオーバーフローしてるのですが、忘れそうなので書いておきたい
事から(笑)
DUCATIというメーカーは面白い会社でこのご時世にまだチェーンを使わず
ゴム製のベルトでカムを動かしてるんですよね。
当たり前ですが、鉄製のチェーンと比べて耐久性は悪いのでメーカーは
2年2万キロ交換を推奨してます。
気づけばモンスターも4万キロオーバーwww
2度めのベルト交換の時期です。
さてさて、もしかしたらベルトが減ってるんじゃないかとカバーを開けてチェック♪
ベルトの状態を見ようとエンジンをかけたら物凄い音と煙・・・!???
な・・・何事!????
ベルト見ると無残な姿に・・・・
開けた時にどうやら何かがベルトに噛んでそれが原因のよう。
これでした・・・・
何かの部品だと思うんですが、全く検討もつかないwww
ベルトも千切りになったおかげで強制的にベルト交換になりました。(笑)
Webikeにてベルトを注文♪
1.4諭吉でここが最安値でした。(笑)
その代わり、待つこと3週間www
やっと届いたので、いざ作業開始です。
作業については二年後の忘れてるであろう自分へのメモの意味も込めて
動画も作成したので、合わせて御覧ください。
この1100DSエンジンはMONSTERの他にMultistradaやHypermotardなど
幅広く採用されてるシングルカムエンジンなので、他の車種でも同等の
作業となります。
フロントフォークOHの時もそうでしたが、タンク外すのはかなり時間がかかります。
今回はそのタンク以外にもマフラーも外さないと行けないので、重整備www
M1100Sの整備性は笑うほど悪いです。
取り敢えず、タンクを外すために膨大な数のボルトを外していきます。
忘れないように段ボールに貼り付けておきます。
タンクのカバーなどを外したらオイルクーラー左側のカバーを外します。
外したらタンクのエアー抜きホースを止めてるベルトを外して、小物入れを取り外し
タンクを持ち上げます。
今回はベルト交換なので、タンクの後ろを持ち上げて木などで浮かせておけば
わざわざタンク自体を外す必要はありません。
次にマフラーを外していきます。
まず初めに排気バルブを外します。
排気バルブモーターはボルト2本で止まってるのでそれを外します。
裏にあるクリップを外してワイヤーを外してしまします。
それによって排気バルブのワイヤーが緩むのでこれでOKです。
今回は排気バルブの部分のエキパイはずらすだけなので、モーター部分の
ワイヤを外すだけで大丈夫です。
こんな感じに♪
次にエキパイに取り付けられたセンサーのケーブルを抜き取る必要が
あるので、ここのカプラーを2本抜きます。
コレ抜く時に気づいたのですが・・・ コードが断線しそうになってるしwww
エキパイの元ネジを緩めておいて、つなぎ目のバンドを緩めます。
マフラーも取り外します。
マフラーを取っ払ったらエキパイ止めてるボルト2本外して中間パイプを
フリーに♪
二股に分かれてる部分を止めてるボルトは上から外します。
リアバンク根本のネジも緩めたら後は後ろ側に少しズラすと右側の
エキパイだけが外れるのでそれでOK♪
外したのはコレだけです♪
これでタンクも後ろ持ち上げるだけ、マフラーも右側だけ外すという
時間短縮できます。
さてさて!!!!
ここからが本番です。
まず初めにオイルセンサーを取り外します。
オイルセンサーを止めているバンドを外します。
キャップの中にコネクターあるのでそれを取り外してから
取り外します。
取り外したらホコリが入らないようにウエス等で必ず栓をします。
次にベルトカバーを取り外します。
取り外す前にプラグコードを抜き取ります。
抜き取ったらカバーを外していきます。
外したら6速に入れてリアタイヤをカコン、カコンと回しながらこの位置に
ペイントされた部分を合わせます。
前方の水平シリンダー側もこの位置に小さな印があるので、そこにペイント
部分を合わせます。
合ったら印を付けます。
そうすると後方の垂直シリンダーも一番上にペイント部分と印が合います。
そこにもペイントを♪
2つのベルトが交差する部分にもペイント♪
垂直側のベルトは奥に隠れてるので、後でペイントします。
(それは後ほど♪)
ペイントしたらベルトにテンションかけてるローラーを緩めます。
緩める前に記ししておいて、それでトクル管理を(笑)
六角レンチで緩めるとすんなりベルトが開放されます。
開放されるとユルユルになるので、水平側のベルトから慎重に外します。
外すときのコツとしては右側のカム側から外して、クランク側は少しずづ
ずらして外す感じです。
水平側が外れたら垂直側も外すのですが、この時点でクランク側にマーク
します。
正直、ペンタイプだと届かないので何かマイナスドライバーか何かに
インク付けてから記しつける方がいいかも?です。
ズレも嫌なのでどこか分かりやすい所にもう一箇所ペイントしておくのを
オススメします。
外したらペイントしたコマ数を数えます。
コマスを覚えたら新しいベルトに転写します。
転写したら合ってるかコマ数などを最終的に確認します。
この時なのですが、どちらが水平で垂直のベルトなのか印が
クランク側なのかカム側なのか分からなくなるので必ず①、②など
印を付けるようにします!!!
後は慎重にはめ込んでいくだけです♪
ここでビックリするのが、カムのギアがハメてる最中に位置がズレる
事があるんですwww
正直かなり泣きそうになります。
安心して下さい!!手で戻せますので(笑)
もし、位置まで戻しにくいのであればプラグを取り外してピストンの圧縮を
抜いてあげると簡単に合わせられますので♪
取り付けは完全に逆で、垂直側のクランクからベルトを掛けてからカム側を
取り付けます。
この時にマーキングした位置がずれないように慎重に♪
取り付けれたら水平側も同じく取り付けて完成!!!!
写真でもそうですが、マーキングはケースにもしてください!!!
これによってどうズレてるかよくわかりますので♪
最後に最大の難所であるベルトの張り具合なのです。
色々諸説言われますが、要は緩んで外れなきゃいいんです。(笑)
張りすぎるとローラーとベルトが痛むってことだけwww
基本は初めに取り付けられてた位置に合わせばOKです。
FBのドカポンメンバーの人達に色々アドバイスを頂き、まとめさせて
頂くと・・・
・テンションローラーとベルトの間に6mmボルトが挟めるくらい。
・捻って45度くらいになる程度♪
だという事です。
正直、エンジンが温まるとベルトは膨張して張り気味になるので
少し手で持ち上げて少し隙間開く程でOKです。
神経質になる必要はないですね。(笑)
そんでもって完成♪
総評:
正直、他の部品を外すのが面倒なだけでベルト交換自体はゆっくり
丁寧にすれば簡単です。
Dに頼んだら4諭吉オーバーですが、自分でやれば1.4諭吉なので抜群の
コスパです。
その代わり、一日仕事だというのは覚悟して下さい。
この模様は写真だけじゃ分かりづらいので動画としてもアップしてますので
交換考えてる人は両方参考にしてくださいね。
いやはや、これでまた気持ちよく2万キロ乗れます♪
ちなみに参考にした動画はこれです。(笑)
これで交換の流れが分かると思います。
-------------------------------
ベルト交換
41100キロ
次回交換65000キロ
点検55000キロ
---------------------------------
うわぁ、かなり大変そう
でも4諭吉が1.4諭吉になるのは大きいですね
浮いた分はいろいろ楽しめそう^^
でも。。。。。ベルトに噛んでいた部品が気になりますね
by さる1号 (2016-10-28 07:46)
外すのも戻すのも部品を無くさないようにするのも大変そうですね。
工賃がかかってしまうのは仕方がないのかも。10万km乗っていますが
いまだにチェーン交換はしておらず・・・やっぱり鉄製は耐久度が凄いのかも。
by tai-yama (2016-10-29 19:26)
>さる1号さんへ
ちょっと心折れそうになる整備でしたwww
しかし・・・どの部品がベルトに噛んだのか未だに不明です(^_^;)
>tai-yamaさんへ
なんと!!もう10万キロ乗っておられるんですか!!!!
素晴らしいですね(・ω<)!
by harukichi (2016-11-01 07:15)